ターミネーター見たことあるけどもう忘れた - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

ターミネーター見たことあるけどもう忘れた

ターミネーター見たことあるけどもう忘れた

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。ターミネーターを見たことがありますけどもう内容は忘れました。 真理というか私事でした。まぁ事実は事実ですが。ターミネーター2はちょっと覚えてる。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 なぜ突然ターミネーターの話をしたんだ。しかも覚えてないで終わった。何だったんだ。 こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

忘れたことをちゃんと言う

『ターミネーター見たことある?』『あるよ。』『最後工場でプレスしたじゃないの。』『そうだっけ?もう忘れた。』

この一連のくだりが腹立ってしょうがない。『忘れた』って最初に言えよ。『見たことあるけどもう忘れた。』って一気に言えよ。 ラストシーンまで忘れてんじゃねーかよ。そこ忘れたって知らないも同然だろ。何だコイツ。マジ。何だコイツ。

と、なります。マイナスしかない無駄な会話が発生します。あとに続く会話はまったく面白くありません。 『忘れた』って一瞬なんで一気に言ってください。

名前だけ知ってる

『シンディー・ローパー知ってる?』『知ってる。』『何の歌が好き。』『何も知らない。』『知ってるんじゃなかったの?』『名前だけ知ってる。』

これも似たようなケースです。『名前だけ知ってる。』って一気に言えよ。そのあとシンディー・ローパーの話が展開されるって予想つくだろ。どうする気だったんだよ。マジ。何だコイツ。

一瞬で言える大事な結論は一気に言う

さて。『見たことあるけどもう忘れた。』と一気に言ってください。というところまで理解できました。必ずではありませんが頻繁に使える話術の一つです。 一瞬で言える大事な結論は一気に言ったほうがいいです。

『家事で子供が逃げ遅れたけど救出された。』みたいな。『救出された。』まで一気に言わないと心配します。 『マクドナルドがなかったからモスに行って来た。』みたいな。一気に言わないと『モスでもよかったのに。』と先に言われます。

『マクドナルドがなかった。』『モスでもよかったのに。』『・・・いやだからモス行って来た。』と言いながらちょっとムカつきます。 『最後まで聞けよ。』と思います。最後まで言ったほうが早いです。

途中の過程が面白いなら引っ張ってもいい

『家事で子供が逃げ遅れたのね。』『ウソ!大丈夫。』『体操をやってたみたいで屋根から飛んで3回転して着地してた。』『スゲー!』みたいな。 途中の過程が面白い話なら別です。面白おかしく引っ張ってください。演出の腕の見せどころです。

でも名前しか知らないのに『知ってる』と見栄を張りたいだけならやめたほうがいいです。『よく知らない』と言ってください。

知っていても知らないと言う

さて。『名前だけ知ってる。』と一気に言ってください。というところまで理解できました。私なんかね。知っていても知らないって言ったりしますよ。 なぜなら説明が聞きたいから。あと見栄を張らないから。

『知ってる』と言うと知ってること前提で次の話が展開されるじゃないですか。説明してくれません。 『知らない』って言うと教えてくれるじゃないですか。その説明が聞きたくて『知らない』ってよく言います。『そんなことも知らないの・・・』とバカにされることもあるけどね。

知っているけど全部を知っているわけじゃない。相手の説明から新たに知らない情報が引き出せるかもしれません。結構オススメ。 『知らないから教えて』と一気に言ったほうがいいかもしれない。

おさらい

  • ターミネーター2はちょっと覚えてる。
  • 最後工場でプレスした。
  • モスでもよかった。
  • 『知らない』って言うと教えてくれる。