予想と事実をハッキリ分けて話す
予想と事実をハッキリ分けて話す
突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。予想と事実をハッキリ分けて話すと相手に主張が伝わりやすいです。 確証が無いものを言い切ってはいけません。それはもう嘘つきも同然です。泥棒です。万引き主婦です。つまり予想を断定する人は万引き主婦です。間違いない。
おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 メチャクチャな理論です。万引き主婦かどうかは万引きしたかどうかで判断して欲しい。 こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。
予想を断定しちゃダメ
『今勉強しておかないとまともな仕事に就けないよ。』みたいなやつです。これは高確率で予想できる未来です。大体当てはまる理論です。でも事実じゃありません。
私はそこそこ良い大学を出ましたが面接でコミュ障になるので内定が出たのは小さい会社ばっかりでした。ボーナスもまともに出ませんでした。私の場合はこの理論完全にデタラメです。
書類選考はほぼ通りましたけどね。ていうか落ちてないかもしれない。転職のときにいくつか落ちた。だから完全に間違った理論ではない。 『勉強したほうがお金持ちになる可能性が高くなる』と予想で言うべき理論です。
予想を断定したら嘘つき
『A君はこれくらいじゃ怒らないよ。』とアドバイスをもらったとするじゃないですか。それで実際やってみたらA君が怒った。 完全に嘘つきです。被害も出ています。こんなの予想を断定したヤツが悪い。
『A君はこれくらいじゃ怒らないんじゃないかな。』と予想の言い回しをしましょう。信じる人もいるのです。 そもそもA君のことは誰にも分かりません。出来るのは予想までです。勝手に他人のことが分かった気にならないで。
法律だと怒らせた人が悪者になります。『アイツ殺してもいいよ。』と言われて殺したら殺したやつが殺人犯になるのと同じです。 『ホントにやると思わんかった。』と言えば終わりです。ウソをついたほうには何の罪も無い。洗脳や脅迫や詐欺があるけどね。『アイツ殺してもいいよ。』程度じゃ詐欺にはならない。信じた人がアホすぎる。
勉強したほうがお金持ちになる可能性が高くなる
せっかくなのでこの理論を論理的に説明してみます。子供にはこういうふうに教えてください。
『お金持ちになる方法はたくさんあります。』
これは事実です。言い切ってもいいです。
『ほぼすべての方法で成功することが難しいです。』
これはほぼ合っている理論です。なので『ほぼ』を付けました。でも個人的には言い切ってもいいと思います。グレーゾーンです。境界線が難しいです。
勉強しないでお金持ちになる方法
まずは『勉強しないでお金持ちになる方法』から説明します。場合わけは論理の基本です。
『芸能人、スポーツ選手、ギャンブラーなどがこのケースですが、まぁ成功するのは難しいです。才能や運が必要です。努力も凄いです。』
これはほぼ事実の理論です。今回は断定することにします。難易度を強調したいので。
『ピアニストになりたいなら三歳から英才教育を受けていないと無理です。売れている芸人はその辺の東大生より頭がいいです。お笑いに関してはね。』
これは事実の可能性が高い理論です。引き続き難易度を強調したいところですが断定することは危険です。なので最後に気持ち程度の注意書きをしました。
『15歳からミュージシャンを目指して40歳でもまったく売れずにフリーターをやっている人もゴロゴロいます。というよりそういう人の方が圧倒的に多いです。まぁ途中で諦めますけど。』
『メリットは好きなことをやっているということです。でも好きなこと「だけ」やっているにはなりません。売れるまではバイトをして貧乏生活です。 やりたくないこともたくさんやっています。売れた後は好きなことだけやれます。でも売れないと一生辛い生活でほとんどの人が売れません。』
この辺は事実です。
勉強してお金持ちになる方法
『お金持ちなら医者や弁護士、エリート社員、起業もあります。ですが、まぁ成功するのは難しいです。才能や運が必要です。努力も凄いです。』
これはほぼ事実の理論です。難易度の強調のために断定します。
『ですが、例え失敗しても勉強をしただけ収入を上げることが出来ます。1か0かじゃありません。 基本的に偏差値55の大学に行けば偏差値55の企業に入社できます。偏差値60の大学に行けば偏差値60の企業に入社できます。』
これは事実の可能性が高い理論です。断定することは危険なので『基本的に』を付けました。
『メリットは勉強したことが無駄になりにくいことです。失敗する可能性が低いです。安定した生活がおくれる可能性が高いです。デメリットは勉強があんまり面白くないことです。』
これは事実の可能性が高い理論です。サラリーマンは体力やコミュ力も必要なので自信満々には言えません。少し弱気で言いました。
こちらが予想で言っていることを分かって欲しい
さて。予想と事実をハッキリ分けて話す。というところまで理解できました。じゃあこれからは予想と事実をハッキリさせよう。と思います。 これで言いたいことが確実に伝わるようになるぜ。と思います。これで明日から人気者だ。と思います。
それで話は終わり。と思いきや。最後に言いたい事がありまして。それは・・・ズバリ『逆もまた真なり』コレです。 言う側だけ気をつけるんじゃなくて聞く側の場合も気をつけましょう。
『A君はこれくらいじゃ怒らないんじゃないかな。』『ホントかよ!?保証あんのか!?』みたいな。 保証が無いから言い切っていません。予想の言い回しをしたんじゃないか。コイツ人の話を聞いているのか。みたいな。
聞く側の立場でも予想と事実をハッキリさせましょう。相手の口調が予想の言い回しならその発言は参考にしましょう。まだ信用しちゃダメです。 事実の言い回しなら事実を言っています。もしそいつが正直者なら。
おさらい
- 万引き主婦かどうかは万引きしたかどうかで判断する。
- ウソをついたほうには何の罪も無い。
- お金持ちになる方法はたくさんある。
- 逆もまた真なり。
- 前回・論理的に話す
- ここ・予想と事実
- 次回・最後まで説明できる話