嫌われるけどある意味話し上手 - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

嫌われるけどある意味話し上手

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。嫌われるけどある意味話し上手の人がいます。 例えば詐欺師です。詐欺師は話し上手です。でも詐欺の手法で会話をすると人に嫌われます。あと口げんかが強い人も嫌われます。だって勝負に負けたら無条件で相手を嫌いになるからね。

おいおい、これはいったいどういうことだ。突然何を言っているのでしょうか。だって『会話が上手くなる方法』で、『嫌われるけどある意味話し上手の人がいる』だってさ。 せっかくやる気になっているのに。水を差された。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

ビジネストーク

例えばビジネストークです。誇大広告とか社交辞令とか。私は嫌いです。なのでとりあえず私に嫌われます。それにたいした意味はありませんが。

でもそれやんないと商品が売れません。商品が売れたということは話し上手です。上手に宣伝が出来ました。努力の賜物です。おそらく話術の勉強を相当やっています。

そのままその話し方で友達としゃべったりすると嫌われます。デメリットを隠して大口を叩いたりします。そうしないと商品が売れないので。職業病が日常生活にもにじみ出ます。 融通が聞かずにダメなもんはダメと言います。そうしない客に調子に乗られるから。職業病が日常生活にもにじみ出ます。

ビジネスとプライベートで話し方は分けられない

コレもう言い切っちゃいます。仕事とプライベートで話し方を変えられる人はいません。社長さんは友達としゃべるときも上から目線で威張ります。社長さんの友達がいるので知っています。 でも学生のときはそんなでもなかったのに。起業して変わりました。

営業をやっている友達はいつも調子が良いです。友達にヨイショしたりします。何も見返りないのに。でも学生のときはそんなでもなかったのに。就職して変わりました。 まぁ盛り上がって楽しいですけど。両立できる人もいる。

ビジネスとプライベートはビジネスが勝ちます。仕事で上手くいってるしゃべり方なのでどこでも通じると思って当然です。仕事のための話術を勉強するほど仲間に嫌われます。 そこまでして話し上手になりたいのか。一度悩んだほうが良いと思います。

討論が強いと嫌われる

口げんかが強い人っていますよね。勝敗にこだわった討論が強い人っていますよね。嫌われます。正解がどうあれ負けたら相手を嫌いになります。 でも討論が強いって話し上手です。自分の主張を相手に上手に説明できています。

みんなに好かれる話し方というのは、例えば『批判しない』とか『下から話す』とか『嘘をつかない』とか、そういうのばっかりなんですよ。 それをやっていたら討論で勝てません。なぜなら批判しないと戦いにならないから。一方的です。

ビジネストークも無理です。商品が売れません。なぜなら嘘をつかずに宣伝できないから。悪いところが一つあるだけで誰も買いません。悪いところは上手くごまかさないといけません。 嘘をつかなければ信頼されて仲間が増えますが、客に商品が一個も売れません。

人に好かれる話し方をすると人生損する

これが結論です。人に好かれる話し方をすると人生損します。正直者がバカを見るってやつです。まずお金持ちにはなりません。仕事が上手くいかないので。 友達としゃべっていても面白くないです。こっちの意見は全部否定されるので。そこまでして話し上手になりたいのか。一度悩んだほうが良いと思います。

そのうち仲間からなめられる

さて『人に好かれる話し上手』と『人に嫌われる話し上手』があることが分かりました。これから話し上手を目指すわけですが、このうちどちらかを選ばなければなりません。 ちなみに私だったらみんなに好かれたいです。さびしがり屋なんで。一人で世間と戦っていく度胸がありません。負けるほうが多くてもいいので誰かそばにいて欲しい。

と、思ったあなた。甘いです。もう見てらんない。まさか人に好かれる話し方をして集まった仲間に価値があると思っているなんて。そんなもん都合の良い話相手が見つかったから寄ってきただけです。 本当の仲間ではない。そのうち仲間からなめられます。あなただけ面白くない思いをするだけです。

そこまでして話し上手になりたいのか。一度悩んだほうが良いと思います。辛い道です。ちなみに私だったらみんなに好かれたいです。人に好かれる話し上手を追求しています。