用意した話はシミュレーションしておく - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

用意した話はシミュレーションしておく

用意した話はシミュレーションしておく

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。用意した話はシミュレーションしてください。 練習しないと上達しません。せっかく用意したのに本番でド忘れします。めんどくさがっていたら話し上手にはなれません。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 だって当たり前だからね。耳が痛い話です。全然面白くない。もっと楽な方法を教えて欲しい。気の利かないサイトだ。 こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

楽な方法は無い

何をやるにしても当てはまります。楽な方法なんか無いです。親が金持ちなら人生は楽ですが。親が金持ちって難しいです。一番ムズイかもしれない。他は努力でなれるのに。

でもこんな話を聞いたって面白くないのでもうやめましょう。あえて言わなくたってみんな知ってます。もっと楽しいことがやりたい。 そんなあなたに朗報です。『楽な方法』は無いけど『大変だけど楽しい方法』ならあります。

大変だけど楽しい方法ならある

サッカーが面白いなら時間を忘れて練習できます。ゲームも時間を忘れて必殺コンボの練習できます。面白いなら大変なことも出来る。 そして会話ってエンターテイメントです。会話の練習って普通は面白いです。ゲームが面白くない人だっているから全員ではないけど。会話が面白くないならもうやめちまえ。

私は人と話すの好きです。話を用意してウケたら自分も楽しいです。人の話を聞くのも好きです。散歩も好きです。散歩が一番の趣味です。 会話の練習は散歩中にします。冬は寒くて夏は熱射病が怖くて結構大変です。大変だけど面白いです。練習が面白くないならもうやめちまえ。

やる前からあきらめないで

さて、用意した話はシミュレーションする。というところまで理解できました。そんなに大変ならもうやめよう。簡単に話し上手になれると思っていたのに。 会話するより一人でゲームしていたほうが楽しいしね。人前に出ない仕事だってあるしね。

と、思った方もおられることでしょう。私も思いました。でもまぁ待ってください。もうちょっとやりましょうよ。まだ何もやっていない。 やってみて大変だったらやめればいいです。やる前からあきらめないで。私の目の黒いうちは誰もやめさせない。私の願いは全ての人類の幸せです。

と、思った方もおられることでしょう。私は思いませんが。勝手にやめれば。もともと誰にでも出来ることではない。

シミュレーションしておくと自分の話で笑わなくなる

やめたい人はやめるとして。シミュレーションの良いところがもう一つあるのでその話をします。 それは・・・ズバリ『シミュレーションしておくと自分の話で笑わなくなる。』コレです。

ドヤ顔でしゃべっている人ってイタくないですか。冗談言って自分で『フフww』ってなる人イタくないですか。嫌味や揚げ足取りを言って『フフww』ってなる人ムカつきませんか。 ハッキリ言ってもったいないです。せっかく面白い話をしているのに。スベることだってあるのに。スベったのに自分だけ笑っていると悲惨です。

シミュレーションしておくとその悲劇を回避できます。だって一度自分で考えていることだからね。同じ事で2回はなかなか笑わない。 漫才だって真顔でボケてツッコミが本気で怒るから面白いのだ。その原理です。

シミュレーションすると暴走する

さて。ドヤ顔でしゃべっている人ってイタい。というところまで理解できました。笑い症の人は大変です。しゃべるたびにイタいです。ハンデを背負って生きています。 でも大丈夫。誘い笑いがあるので。誘い笑いも話を盛り上げるテクニックの一つです。ピッチャーがダメでもキャッチャーがある。笑い症なら誘い笑いを極めればいい。

と、思った方もおられることでしょう。私も思いました。でもそんなことどうでもよくて。最後にシミュレーションの注意点を書いて終わりです。 それは・・・ズバリ『シミュレーションすると暴走する。』コレです。

せっかく話を用意したのに向こうが上手だと暴走します。用意した話が言えなくなった場合に無理矢理話を展開しようとします。ウソを足してしまう人もいます。

シミュレーションすると暴走する

例えば仮面ライダーの原作の漫画を読んで面白かったとするじゃないですか。この話を人にしようかなと思うじゃないですか。 説明を脚色してシミュレーションするじゃないですか。そしてついに『この間仮面ライダーの漫画を読んだんだけど・・・』と話を切り出すわけですよ。

すると向こうが『俺も読んだ事ある。テレビと違うよね。2号が出て来たころがさ・・・』と話を取られてしまう。しかも向こうのほうが説明上手。 こうなると大変です。それでも用意した話を無理やり言ってしまう人もいれば、『俺はあんまり面白くなかった』と突然手のひら返しをする人もいます。

なぜなら悔しいから。どうしても一泡吹かせたい。そうならないように気をつけて。ドヤ顔と同じくらいイタいです。

おさらい

  • 会話はエンターテイメント。
  • 大変だったらやめればいい。
  • 同じ事で2回はなかなか笑わない。
  • どうしても一泡吹かせたい。