緊張しいで上手く話せない - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

緊張しいで上手く話せない

緊張しいで上手く話せない

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。上手くしゃべれないのは緊張するからです。 ドキドキして頭が真っ白になって言葉が出ません。舞い上がって自分で言っていることの意味が分かりません。もうコレだ。口下手の理由はコレしかない。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 だって緊張しない人なんていないからね。初舞台は誰でも緊張します。緊張してしゃべれないとか甘えもはなはだしい。

こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

緊張しない人なんていない

これはほぼ事実です。よく聞く理論です。場数をこなせば慣れてきますが、初舞台はほぼ絶対緊張します。いろんな有名人が言っています。黄金説です。

でも緊張しない人もいることはいるらしい。こっちがレアケースです。会ったことあります。集団面接で仲良くなった人と帰り道でしゃべっていたら『俺、こういうの全然緊張しないんだよね』って言ってた。

そして話し上手が全員緊張しないことはないです。話し上手もほぼ全員緊張します。さっきの緊張しない人と帰り道でしゃべったときも私のほうがしゃべってましたし。 ちなみに私は面接でメチャクチャ緊張しました。自分で何を言っているか分からずに説明を途中で諦めたりしました。

口下手と緊張は関係ない

なのでこの議論はもう結論を出します。口下手と緊張は関係ありません。緊張しながら上手に話すことが可能です。 むしろ緊張しない人のほうが話が下手だったりします。なぜかと言われたら困るけど。

場慣れするしかない

さて、緊張しない人なんていない。というところまで理解できました。ですが『それがどうした』という話です。また時間を無駄にしました。 だって『緊張してしゃべれないこと』が解決していないからね。

昔ね。『腕立て伏せをしたらなんか足が痛くなるんだよね・・・』って筋トレが趣味の友達に言ったら『それは腕立て伏せのときに足を使っているからだよ。』って言われたのね。 その答えじゃ何も解決していない。その会話を思い出した。

まぁアレです。場慣れするしかありません。緊張しようが頑張って勇気を出して人に話しかけるのです。緊張で意味不明なことを言いまくって傷つきながら成長するしかないです。

昔ね。20歳ぐらいのときにバイト先の店長に『ビートルズの曲を一つ言って』と言われてとっさに言えなかった思い出がある。『急に言われても・・・』ってなった。 『やっぱ今の若い子はビートルズも知らないか・・・』って言われた。ベストアルバム的なやつを持っていて結構知っていたはずなのに。30曲は言えた。舞い上がって言葉が出なかった。

そして相手も見切りが早い。ちょっと待って欲しかった。ヒントを出すとか。歌ってみて曲名を当てるとか。すぐ言えないのを見て『知らない。』と決め付けないで欲しかった。

でも今なら言えます。とりあえず『レディ・マドンナ』って言います。もうビートルズの曲を言うぐらいで緊張しません。みんなもきっとそのうち慣れます。 でもやらなきゃ慣れません。筋トレしないと筋肉がつかないのと一緒です。話し上手になりたいなら逃げちゃダメです。

たんぱく質を摂れば筋肉はつく

『筋トレしないと筋肉がつかない』と書きましたがウソです。絶対必須の条件は『たんぱく質の摂取』です。たんぱく質が筋肉になります。カルシウムが骨になります。鉄分が血液になります。

『筋トレしたほうが筋肉がつきやすい』というだけです。別に筋トレしなくても筋肉はつきます。そして同時に衰えます。なので結局トントンです。 なのでやっぱり筋トレしないと筋肉はつきません。なんだそりゃ。聞いて損した。何も解決していない。

緊張する人のほうが伸びる

さて、緊張しなくなるには場慣れするしかない。というところまで理解できました。頑張ればそのうち慣れます。そして慣れる前に途中で諦めた人がいわゆる緊張する人です。 いい年していつまでも緊張しまくる人は努力をあきらめた人です。つまり『緊張する人』とは『根性がない人』のことだったのさ。

という無責任理論でした。なんだよ『そのうち慣れる』って。こういう説得のしかたは無責任で嫌いです。無責任なことを言うぐらいなら開きなったほうがマシです。 なのでもうほっときましょう。こんなの克服しないです。『緊張は絶対する。どうしようもない。』が正解です。

それより『緊張する人のほうが成長する。』ともよく言われています。いろんな有名人が言ってます。黄金説です。

緊張する人は準備を怠らない

緊張する人は準備をちゃんとします。その場のアドリブなんて信用できない。練習を一生懸命します。本番で絶対力が発揮出来ないので。練習しないと心配で落ち着きません。 練習で120点出して本番で70点です。あんなに練習したのに結果が全然気に入らない。また家に帰って練習です。

緊張しない人は練習で70点の本番で90点です。練習なんて適当で十分です。その場のアドリブでなんとかすればいい。俺に限って失敗するわけがない。

その繰り返しでいつか二人に大差がつきます。気付いたら緊張する人の方が異様に伸びていたりします。 『人見知りが営業職に就いて3年でトップ』とかよく聞きます。売れてる芸人も人見知りが多いです。人見知りが諦めなければそうなります。

おさらい

  • 緊張しない人もいることはいる。
  • 腕立て伏せをしたらなんか足が痛くなる。
  • 今の若い子はビートルズも知らない。
  • 人見知りが営業職に就いて3年でトップ。