面白くない人はウケてないことに気づいてない

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。面白くない人はウケてないことに気づいてないからです。自分が面白いと思うものがみんなも面白いと思っています。周りにウケて無くても平気です。そういう人が典型的な面白くない人です。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなりヒドいこと言われた。そもそも自分が面白いと思うことを言わないと始まらないからね。あなたの言い分が合っていてもどうしようもない。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

ホントこれ。サザエさんを見て笑っている私の母親に、友達にウケたジョークを言ってもウケません。友達はサザエさんを見ても笑いません。

子供に『おならプー』と言えばほぼウケます。私に『おならプー』と言われても返す言葉がありません。『CRフィーバーおならプースペシャルエディション』と言われたら笑うかも。

『自分が面白いと思うものがみんなも面白い』という理論は完全に間違いです。フォローできない。まずコレを認識することから始めて欲しい。たとえ普段から何を言ってもウケまくっている人でも、新しいジョークはウケるかどうかはやってみないと分かりません。ちょっとぐらいビビりましょう。

テレビを観ていたら芸人さんも結構スベっているからね。ザキヤマもリンカーンでスベってた。有吉も武道館でスベってた。千原ジュニアもIPPONグランプリのコメントでスベってた。素人がスベらないわけがない。

対策は簡単です。ウケたかどうかちゃんと見ておきましょう。『ここで笑うだろうな・・・』と思った箇所で相手の顔をちゃんと見ましょう。ウケてないなら今の冗談は面白くないです。素直に認めましょう。あなたは面白くない人です。調子に乗らないように。

スベってほったらかしの人は典型的な面白くない人です。スベったことに気付いたなら『うわっ！ウケんかった！ビックリ！』と一言足しておきましょう。それだけでだいぶマシです。『ちゃんと笑いは分かっているけど今回は失敗した感』が出ます。ほったらかしだと『笑いが分かってないヤツ感』が出ます。

さて、面白くない人はウケてないことに気づいてない。というところまで理解できました。ですがそんなことどうでもいいです。だって俺別にお笑い芸人じゃないし。面白いこと言う必要ないし。

なので少し言い方を変えます。『話が下手な人は相手が理解していないことに気付いていない』重要なのはこっちです。意味が少し変わって原理が同じです。さっきと同じ考え方で最後まで説明できます。

『自分が理解できる言い回しや例え話の説明でみんなも理解できる』という理論は完全に間違いです。まずコレを認識することから始めて欲しい。今回説明することをあらかじめシミュレーションしてきても、相手が理解できるかどうかはやってみないと分かりません。

対策は簡単です。理解したかどうかちゃんと見ておきましょう。『ここで相槌が来るだろうな・・・』と思った箇所で相手の顔をちゃんと見ましょう。固まっていたら話について来ていません。素直に認めましょう。さっきの説明の仕方はヘタクソです。説明のやり直しです。

ついて来ていないのにほったらかしの人は典型的な話が下手な人です。固まっていることに気付いたなら『・・・どこから分かんない？』と一言確認しておきましょう。それだけでだいぶマシです。『ちゃんと話し上手だけど今回は失敗した感』が出ます。ほったらかしだと『コミュ障感』が出ます。

さて、話が下手な人は相手が理解していないことに気付いていない。というところまで理解できました。ここに気付けば大したもんです。ここではじめてスタートラインに立ったと言っても過言ではない。これで今回の話は終了です。スタートラインに立ったと思ったら終了だった。みたいな。

じゃあ最後に注意事項を一つ。私がよくやらかす勘違いされて心外なケースです。『相手の話が面白くなくて気付いたら違うことを考えていた』これです。よくやります。目上の人とタイマンで話しているときはさすがにありませんが。どうでもいい相手と複数で話しているときによくやります。

そして問題なのは、その考えていた別のことが面白くて顔がにやけてしまうときです。『あっ！笑ってるｗｗｗｗ』とか言われることがあります。これが心外。お前の話で笑ってたんじゃねーんだよ。お前の話がつまんねーから別のこと考えて笑ってしまったんだよ。

というケースもなきにしもあらず。ウケた思ったら大間違いだ。私だけかもしれないけどね。気をつけましょう。ウケたと思ったら逆にスゲーつまんない話をしていたかも。

おさらい