たどたどしくしゃべると心配で聞き入ってしまう - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

たどたどしくしゃべると心配で聞き入ってしまう

たどたどしくしゃべると心配で聞き入ってしまう

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。たどたどしくしゃべると心配で聞き入ってしまいます。 だから・・・まぁ。た・た・たどたどしくしゃべるのも・・・その・・・まぁ・・・たまにはー。いいかもしれ・・・しれないですね。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 なんかスゲーイライラするんだけど。聞く気がしない。もっとハキハキしゃべって。 こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

たどたどしくしゃべるとイライラする

まぁ人や場合によります。たどたどしくしゃべるとイライラする人は多いです。仕事が忙しいのにたどたどしくしゃべるとイライラします。 面接でたどたどしくしゃべると評価が落ちます。

たどたどしくしゃべると相手が聞くことに集中するのは確かですが、真面目な空気では使えない技です。場所を選びましょう。

真面目な空気ではハキハキしゃべる

面接や接客や職務質問やあといろいろです。あまり攻めた冗談を言ってはいけない場面です。わざとたどたどしくしゃべるテクニックは攻めた技です。 毒舌ジョークや下ネタトークみたいな誰にでもは使えない危険な攻めた技です。

そういうときはさっと説明して質問はパッと答えましょう。『好きな映画は?』『・・・うーん。急に言われても・・・』と言葉につまるとイライラします。 『考えたことがないので難しいですけど、今パッと思いついたのはローマの休日です。重要な質問なら考える時間をください。』と分からないなりにもハキハキと答えましょう。

たどたどしくしゃべると聞き手も真剣に聞いてしまう

さて。真面目な空気ではハキハキしゃべる。というところまで理解できました。それでは場面を切り替えまして。攻めたジョークを言っても良い雰囲気ならどうですか。

友達や後輩との会話などは攻めたジョークを言っても良い空気です。ハキハキしゃべらないと評価が落ちる場面ではありません。 そんなときならわざとたどたどしくしゃべったりすることもアリです。

『あの・・・アレ・・・加湿器。加湿器を・・・えーと・・・買ったのね。』みたいに言葉につまりながらしゃべられると、聞き手も身を入れないと話を追えません。 気付いたら真剣に聞いてしまう。そういう技です。実践している落語家さんがいます。たまには落語も見に行ってみましょう。人生のヒントが見つかります。

相手も攻めてくる

ですがそれは相手も同じ気持ちです。相手も攻めたジョークを言ってきます。 あんまり言葉に詰まりすぎると『ハイ!つまんない。終了ーーー!!!』みたいな。冷たいツッコミをされる恐れがあります。毒のある攻めたツッコミをされる恐れがあるのです。

こちらが攻めるときは相手も攻めてくるのです。攻めるチャンスは同時に攻められるピンチでもあるのです。 覚悟しておきましょう。人生は全て思い通りにはいきません。

言い間違えたら面白い

そういえばもう一つメリットがあります。芸人さんのいわゆる『ポンコツ芸人』の方たちが、言葉に詰まったり、日本語になっていない文章をしゃべることありますよね。 アレメチャクチャウケてます。面白いです。

言い間違えたら面白いです。たまにはわざと間違ってみましょう。私もたまにやります。 日本語になっていない文章をわざと言って『・・・もう一回最初から言っていい?』と自分から言うとウケます。私が10年以上使っている持ちネタです。ポンコツブームより先です。私が先に考えました。

たどたどしくしゃべりつつしっかり前に進む

さて。攻めるチャンスは同時に攻められるピンチでもあるのです。というところまで理解できました。まさかそんな落とし穴があったなんて。 でも大丈夫。守ればいいだけです。攻められないように守る。超簡単な理論です。何をビビッているのやら。

攻められない方法は・・・ズバリ『たどたどしくしゃべりつつしっかり前に進む』コレです。適当に言葉につまりながらもちゃんと全部説明出来れば良いだけです。 向こうが止める前に話を進めていけばいいです。進軍を緩めなければ相手は防衛したままです。

『あの・・・アレ・・・えーと・・・加湿器!』とわざと言葉につまるもののちゃんとすぐ思いだしていけばいいです。結局最後までしっかり説明した分かりやすい話をすればいいです。 そもそもわざと言葉につまっているのでちゃんとすぐ言えるはずです。ひっぱり過ぎずにすぐ言いましょう。

『あの・・・アレ・・・えーと・・・まぁいいや。』とホントに言葉が出てこないと聞いててつまんないです。ホントの口下手です。強制終了が来るかもしれない。

おさらい

  • 重要な質問なら考える時間をください。
  • たまには落語も見に行く。
  • 攻めるチャンスは同時に攻められるピンチ。
  • 進軍を緩めなければ相手は防衛したまま。