身振り手振りのジェスチャーもしないで話を伝ようとする心境が分からない - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

身振り手振りのジェスチャーもしないで話を伝ようとする心境が分からない

身振り手振りのジェスチャーもしないで話を伝ようとする心境が分からない

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。身振り手振りのジェスチャーもしないで話を伝ようとする心境が分かりません。 どんだけ自分のことを話し上手だと思っているんですか。驕りもはなはだしい。早く自分が何者でもないことに気付いてください。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 何のジェスチャーもなく説明されても全然わかんないよ。なにやら悪口を言われたことだけは分かったけど。 こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

百聞は一見にしかずだけど現物が無い

百聞は一見にしかず。昔から語り継がれていることわざです。見たら一発です。『収穫一ヶ月前のカボチャぐらいの大きさです』 と言われるよりも収穫一ヶ月前のカボチャを見せたら一発です。もしくは同じ大きさのものを見せたら一発です。

ところがどっこい。収穫一ヶ月前のカボチャなんて常に持っているわけがありません。だって収穫前だからね。収穫するのは来月です。

でも大丈夫。手を広げて『これくらい』と言えば一発です。まさにその大きさです。カボチャなんていらなかったのさ。 まさかこんな便利なものがあったなんて。右手なんてお箸を持つだけだと思ってた。

ジェスチャーをする

『昨日の夜ジョギングしてたら・・・』と言いながら手を振ったりしましょう。臨場感がわきます。 『後ろに気配がして振り向いたのね。』と言いながら振り向いたりしましょう。臨場感がわきます。

意外とジェスチャーをしない人って多いです。結構みんなやってそうでやっていない。 手を広げて『これくらい』と言うぐらいならほとんどの人がやりますけど、ジョギングの話をしながら手を振る人はあんまりいないです。ここまで出来ればたいしたもんです。

人としゃべるシュミレーションを今ちょっとやってみて、自分の手がどれくらい動いているか確認してみましょう。自然と体が動かない人は今後挑戦して欲しい。簡単なので。

必死に伝えようとすると体が勝手に動く

さて、ジョギングの話をしながら手を振る。というところまで理解できました。じゃあさっそく明日からやってみるぜ俺は。 手だけじゃなくて立ち上がってその辺をウロウロしちゃうぜ俺は。そのまま部屋を出て行っちゃうぜ俺は。

と、思った方もおられることでしょう。正直どうかしてます。部屋にはいてください。まぁジェスチャーをすることは良い事なんですが、実はテクニックじゃありません。 本当は心理学でいうと『必死に伝えようとすると体が勝手に動く』らしいです。

要は、全然動かない人はやる気がありません。人に説明することをめんどくさがってます。 ジェスチャーは知識で身に付くテクニックじゃありません。やる気があふれ出たときの条件反射です。

やる気を出す

だから『絶対伝えよう!』と思って話していればいいです。『もう説明めんどくせーなー。言わなくても分かれよ。バカが。』と思っていたら体は動きません。 多分ね。保証は無い。一般的にこう言われています。

逆にやる気がない人はやる気がない人の動きをしますね。逃げながら話すとか。相手の反応を見ずにそのまま言い逃げをする動きです。 あと、時計をチラチラ見てるとかね。タバコを吸ってすぐ消すとかね。机の上を片付けながら話すとかね。話ながらイライラしています。話したくない態度が出ています。

自信が有ればやる気も出る

さて。やる気があれば勝手に体が動く。というところまで理解できました。じゃああとはやる気を出すだけだ。『絶対に伝えよう!』と思うだけです。

と、思った方もおられることでしょう。ホントめでたいやつらだ。そんな上手くいくかよ。保証は無いっていったじゃないですか。 やはり『ジェスチャーをしよう』と意識はしたほうがいいかと思います。自然に出来ない人は練習して。

それで最後に一つ言うとしたら『自信が有ればやる気も出る。』ということです。伝えられる自信があれば『絶対に伝えよう!』と思います。 だって勝ちが見えている勝負ならやる気も出るでしょう。負けると分かっていたら勝負を降りたいですよ。

だから先に話し上手になりましょう。みたいな。本末転倒。

おさらい

  • 収穫するのは来月。
  • 後ろに気配がして振り向いた。
  • 言わなくても分かれよ。バカが。。
  • 負けると分かっていたら勝負を降りたい。