雑学を言いたいだけで会話の邪魔

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。話が下手な人は言いたいだけの雑学をよく言います。要は、雑学が面白くないです。聞いて損します。時間を無駄にしました。腕立て伏せでもしながら聞けばよかった。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなりヒドイことを言われた。面白くなかろうが知識が増えただろ。雑学も学問なんだからつまんなくて当然だ。ためになったと言え。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

時間の無駄ってよく言うじゃないですか。『休日に一日中テレビを見て過ごした』とか。『漫画家になろうと思って学生時代にずっと絵を描いていたけど結局ファミレス店員になった』とか。

これは本当に時間の無駄なのか。今回はそういう話です。話し上手のことは一旦忘れましょう。どうせセンスがないと面白い話は出来ないし。苦手な人が勉強しても時間の無駄です。

それで結論を言うと『本人が無駄にしているだけ』です。その後の人生次第です。『無駄な努力をした』ではなくて『努力したことを利用できずに無駄にした』です。

ジジイが今までに経験した中途半端な知識や失敗談を孫に話すときに『私の人生に無駄なことはなかった』と気付くらしいです。

特定分野に精通していても小学生の孫には全部理解できないじゃないですか。中途半端な知識だから孫が理解できるところまで説明できます。途中で諦めて別の分野に手を出したから中途半端な知識がたくさんあります。

いつか役に立てば無駄ではない。本人が勝手に『無駄だった』と決め付けて努力した経験を封印した時点で無駄になるのです。この世に無駄なことなんてありません。という理想論です。現実はそんな都合よくいかない。

賢い人ほどいろんな分野でいろんな知識を使います。神様が存在することを数式で証明した哲学者だっています。哲学に数学を利用できるのです。

学校で数学を勉強したことは無駄ではないのだ。自分が無駄だと決め付けているだけ。発想がないだけ。頭をひねればどこかで使えます。コンビニ店員の仕事にも活用できるはずです。

『この世に無駄なことなんてない』は理想ですが、賢い人ほど理想に近づきます。『時間の無駄』と思ったら自分の頭の堅さを疑いましょう。

さて、この世に無駄なことなんてないというところまで理解できました。でもそんなことはどうでもいいです。今回は『話が下手な人は言いたいだけの雑学を言う』と言う話です。脱線しました。話を戻します。時間を無駄にした。

『仏像がかすかに笑っていることをアルカイク・スマイルと言うんだよ』と突然言われたことがあります。電車に二人で乗っているときに。『なるほど』ともなりませんでした。『？？？』です。『なんだ突然？』です。それで話も終わりです。それを踏まえて次の話にもいきません。

いったい何が起こったのでしょう。話が下手な人は突然こんなこと言い出します。気をつけてください。会話中に突然冬が来ます。これがグランドラインです。噂どおり季節がメチャクチャです。

そういえば私はその体験談をこの記事に書いたことで活用できました。あのとき聞いた雑学は無駄ではなかった。

あと、私の家にピアノがあるんですが、『うちにピアノがあるよ』と言ったら『アップライト？』と聞かれたことがあります。ただのサラリーマンの家にグランドピアノがあるわけない。ピアノの先生の家にもグランドピアノはないよ。有名なピアニストかそれなりの施設にしかグランドピアノはない。

完全に『アップライトピアノ』という言葉を知っていることを披露したいだけです。だってホントに知りたいなら『グランドピアノ？』と聞いたほうが早いし。『アップライトって何？』と聞かれたくて言っただけです。

ちなみにアップライトピアノは奥行がないコンパクトなやつです。家庭にあるやつ。

さて、雑学を言いたいだけの人が存在するというところまで理解できました。突然たいして面白くない雑学をぶち込むと周りがドン引きです。気をつけたいところ。知識を披露したいだけならやめましょう。会話の邪魔です。一人で鏡に向かってしゃべっていてください。

とりあえず雑学はある程度厳選したほうがいいかと思います。雑学なら何でも盛り上がると思ったら大間違いです。ちゃんと自分が『へー』って思ったやつだけ人に言いましょう。クイズも一緒です。雑学・クイズって鉄板と思いきや当たり前に内容によります。

そういえば『レッサーパンダがホントのパンダで、レッサーパンダに似てるパンダをジャイアントパンダと名づけて、実はパンダではない』という雑学をこの間友達に言ったら全然ウケなかった。私はもうこの雑学を封印します。二度と言いません。私は同じ失敗はしない。

おさらい