ピンと来ない例え話が説明の邪魔 - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

ピンと来ない例え話が説明の邪魔

ピンと来ない例え話が説明の邪魔

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。話が下手な人はピンと来ない例え話をよく言います。 例えば・・・を書きたいんですがちょっと難しい。あとで実体験を思い出して書きます。今はとりあえず結論だけ理解して。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのだ。 ちゃんと説明しろよ。諦めんなよ。お前なんか・・・アレみたいだな。なんだろ?わかんね。例えば・・・を書きたいんですがちょっと難しい。

そんなことはいいんだよ。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

分かりやすく説明するために例え話をする

分かりやすく説明するために例え話をすることは良い事です。話し上手のテクニックの一つです。使いこなせれば話し上手です。問題はその話し上手のテクニックを上手く使いこなしていない人です。

なんかね。昔ね。『年頃の乙女じゃないんだから・・・』とか言われたことがあるのね。これがいまだに意味が分からない。俺が何か言ったら言われた。覚えてない。無駄毛処理でもしたかな。 その例えが分からなくて全部意味が分からん。その時の話全然覚えてない。

あと、パチスロの目押しをくじ引きで例えられたときも意味が分からなかった。目押しは21分の1って言われた。その理論が間違ってることはわかったけど、なんかそのとき『???』で言い返せなかった。 今なら分かる。目をつぶって押せば21分の1だ。でも見ながら押すから確率ではない。1コマ0.036秒で押す早業だ。パチスロを知らない人はごめんなさい。

あと、『根拠がないのに馬鹿にするな』みたいな話をしていたときに『声が大きい人のほうが意見が通りやすいだろ?』と言われたときも意味不明だった。 『???』で固まって何も言い返せなかった。向こうはそのままどんどん話を続けるし。こっちはずっと固まったままだった。

せめて間違ってること丸分かりの例え話なら口を挟めるのに。意味不明だと固まってしまいます。『どこがつながっているんだ?』って考えちゃいますね。

例え話はいらない

さて、話が下手な人の例え話はピンと来ないというところまで理解できました。はたしてなぜそうなるのでしょうか。理由は知りません。 もしかして私もやっているかもしれない。この記事を書きながら急に不安になりました。でも自分では気付いていません。きっと本人は上手に例えているつもりでいるのでしょう。

そもそも例え話って必要ないんですよね。理論が分かれば例え話は必要ないんですよ。理論を述べても分からない人に説明の補足として例え話をするのです。 『嘘をついてはダメ』とか誰でも意味がすぐ分かる結構な正論に例え話は必要ないです。『例えば嘘をつくと・・・』なんかいらないです。

例え話が必要なのは曲論のほうです。『嘘はついてもいい』の場合です。『そんなわけないだろ!』とまず指摘されますので、そこで例え話の出番です。 『例えば、重い現実を伝えると多大なショックを受けるので、重い現実を隠すような優しい嘘ならいい』とかね。でもコレ曲論なんで真に受けないように。嘘はついちゃダメです。

区切りで一旦止まって欲しい

要は、ちゃんと相手の反応を見ておくべきです。相手が『???』になっていたら『ここまでわかった?』とちゃんと確認しましょう。分からない場合のみ例え話をするのです。

さらに例え話の後にまた確認です。ピンと来ない例え話だったらまた相手が『???』になります。例え話が不発だったことに気付きましょう。そして新たな例え話の投入です。それを繰り返せばだんだん上手になります。

やっぱ話が下手な人は相手の反応を見ていません。置いてけぼりでどんどん自論を繰り広げます。どんどん勝手に例え話も追加して気付いたら意味わかんないです 文章の区切りで一旦止まって欲しい。

例えツッコミ

さて、例え話は本来必要ないというところまで理解できました。ですがやっぱり言い過ぎました。例え話が必要な場合もあります。 というかおそらく頻繁に必要です。そしてそれは相手の理解度次第です。やっぱり適度に例えるべきです。

でもそんなことより最後に言いたい事は『例えツッコミ』についてです。首を長くして帰りを待っている犬に向かって『キリンかっ!』みたいなヤツ。笑わせようと思って冗談で言った例えです。

このパターンの例えがピンと来ないというのはスベッたということです。面白くないだけです。笑いのセンスがありません。もっと精進しましょう。

おさらい

  • ビタ押しは1コマ0.036秒で押す技術。
  • 重い現実を隠すような優しい嘘ならいい。
  • 嘘はついちゃダメ。
  • 例えがピンと来ないというのはスベッたということ。