知識がないから上手く説明出来ない - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

知識がないから上手く説明出来ない

知識がないから上手く説明出来ない

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。口下手なのは知識がないからです。 上手く説明できないのは『説明するための言葉を知らない』からです。『例え話に使える似たケースを知らない』からです。あいつら何にも知りません。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなりヒドいこと言われた。 だって知ってるし。知ってるけど上手く言えないんだろ。さすがに言い過ぎ。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

使うことが出来る知識が習得した知識

知識と言うのは覚えただけでは本当の知識とは言えません。と、かっこいいことを言ってみたりして。でも言ってること合ってます。だって知識を披露して初めて知識があることを周りの人が認識するからね。

『上手く使えないけど知識はある』ってまるで口だけの強がりです。ダサいです。『はいはい』としか言えません。いっそのこと無知と公言したほうがマシです。語るに落ちます。恥をさらすだけです。

なので、知識が披露できないなら知らないも同然です。使うことが出来る知識が本当の知識です。知ってるけど上手く言えないのは知らないも同然です。口下手なのは知識がないからです。

知識が浅い

もしくは知識が浅いのかもしれません。『何も知らない』はやっぱり言い過ぎました。『よく知らないけど名前だけ知ってる』状態で『知ってる』と言い切ってしまっているのかも知れません。よくあります。 私もたまにやります。理由は見栄を張るためです。

私もたまにやりますと言いましたが、やっぱり嘘です。結構気をつけています。名前だけ知ってる状態では『知らない』と言うようにしています。するとバカにされます。 『そんなことも知らないのwww』って言われます。そして『じゃあ○○って何?』って聞くと『○○は○○だろwww』と言われます。馬鹿にしたなら責任持って説明しろよ。

頭が良いと思われたくて無理している

さて、口下手なのは知識がないからというところまで理解できました。知識がないから説明が出来ないのです。よしわかった。じゃあ説明しなきゃいい。よく知らないことは『よく知らない』と言えばいい。 対策は簡単だった。無理して説明する必要などないのだ。

と、開き直れたらどれだけ楽か。そんなことプライドが許しません。ちょっとでも知ってるなら『知ってる』と言ってしまう。それが人間です。頭が良いと思われたくて無理します。 なんと愚かな。ちょっとしゃべればすぐボロが出るのに。知らないことバレバレなのに。余計かっこ悪いのに。

無知の知

ソクラテスの言葉です。自分が何も知らないことを自覚しなさい。それが無知の知です。実は知識が豊富な人ほど『知らない』と言います。知識に自信がない人ほど無理して知ったかぶりをします。 頭が悪い人ほどよく知らないのに『知ってる』と言います。紀元前から判明している心理学です。

頭が悪い人には『頭が悪かったエピソード』が抱負にありまして、必死に隠そうとするんですよ。もうあんな惨めな思いはしたくないので。もう頭が悪いと思われたくないので。 だから少しでも頭が良いと思われたくて知ったかぶりをします。でも結局説明できずにすぐバレてダサいです。やっぱり頭が悪いだけある。後のこと何にも考えてない。

『知ってる』と言うことが知ってることにはならないのにね。なぜそこに気付かないのか。むしろ『知ってる』は言う必要ない。説明すれば知ってることは分かる。 さらに分かりやすく説明出来ないと知ってることにはならない。『ホントに知ってるの?』になる。もう見栄を張るのはやめましょう。みっともないです。

逆に頭が良い人は『頭が良い』と思われることに慣れているのであんま気にしないです。無理して株を上げなくてもどうせ普段の発言や行動に頭の良さがにじみ出てきます。『知らなきゃ知らないでいいじゃん』って思ってます。 というか『頭が良い』と思われるとなんかムカつくのでどっちかというと隠したいです。いわゆる爪を隠したタカ状態です。気付かれると逆に困る。

口下手を自覚する

さて、口下手なのは無理をしているからというところまで理解できました。ですが問題は『口下手を克服する方法』です。その説明をしていませんでした。次はその説明をしないと。 なんか欠点をただバカにした感じになっています。

ではその『無理をしている』ことを克服する方法とはいったい・・・ズバリ『もう大丈夫』です。なぜならこのサイトを読んでいる時点で口下手を自覚しているから。 自覚しているから勉強しているんじゃないですか。ちゃんと無知の知が出来ています。知らないことを『知らない』と言える人しかここまでたどり着いていないはず。

しかしまさか読もうとした時点で克服していたなんて。凄い。こんなこともあるのです。 ミステリー小説みたい。事件が起こる前に最初の発言で犯人の目星が付いているみたいな。

というわけなので、あとは知識を身につけるだけです。勉強するだけです。簡単です。すでに知っていると思っている知識も勉強しなおしです。やっぱり間違っているかもしれない。 それを繰り返すことで知識が深くなり説明が上手になっていきます。『理解した』と思った時点で出来る説明が限界です。もっと上手く話したいならもう一度勉強し直しです。

おさらい

  • 知識が披露できないなら知らないも同然。
  • 馬鹿にした以上責任持って説明する。
  • 知らなきゃ知らないでいいじゃん。
  • 事件が起こる前に最初の発言で犯人の目星が付いている。