話が上手い人と仲良くなる - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

話が上手い人と仲良くなる

話が上手い人と仲良くなる

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。無理して話し上手にならなくても、話が上手い人と仲良くなれば簡単です。 要は物事を上手に説明できたり、グループの会話が盛りあがったりできればいいので。話し上手を常に横に置いておいてポイントだけ任せればいいです。

おいおい、これはいったいどういうことだ。突然何を言っているのでしょうか。だって『会話が上手くなる方法』で、『話が上手い人と仲良くなれ』だってさ。 俺は中心になりたかったんだ。そんなんじゃ騙されないぞ。この詐欺師野郎め。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

手段の変更

成功を収めるために、時には手段の変更だって必要です。ここは思い切って変更してしまいましょう。その手段とやらを。

まず目的は、ひとそれぞれなんですが、とりあえず『もっと友達や同僚と雑談がしたい』にしましょうか。 いつも趣味を聞いて、興味がない趣味が返ってきて、会話が終わる。なんとかしたい。その手段が『自分が話し上手になる』です。

でもそれってなんでこっちのせいなんだ。おかしいだろ。お互い様じゃん。口下手が二人揃っている。ワンペアだ。3枚交換しよう。 そうじゃないんだよ。口下手に話しかけるのが悪い。最初から話し上手を選んで話しかけていればいいだけです。

普通に学校に行って就職していれば友達100人ぐらい出来ているはずです。最後に残るのは何人か知りませんが。まぁ5,6人ですかね。 その中で話が上手な人がいたら確実に捕まえておけばいいです。そのカードを切っちゃダメです。交換するカードは口下手のカードです。ペアは捨ててフラッシュ狙いで。

狙えるのはフルハウスまで

ポーカーで狙える役はフルハウスまでです。それ以上は奇跡になります。一日に一回も出なくて終わるレベルです。ジョーカー入れたら出るかも。 なのでその日の勝負手はほぼフルハウス、フラッシュ、ストレートになります。強い順でフルハウス、フラッシュ。ストレートです。

強気の人がいたらその3つのどれかだと思うので多少は予想してみましょう。『3枚捨てたからペア残し、勝負手ならフルハウス来たかも。俺のフラッシュじゃ勝てない…降りよう。』みたいな。 まぁフラッシュで降りれる人なんかいませんが。やっぱフラッシュは勝負です。負けたらあとで『やっぱりね』と言えばいいです。

誰でも面白くないやつとはしゃべりたくない

さて。『話が上手い人と仲良くなる』ということですが、理論は分かりました。さっそく明日から話が上手な人にだけ話しかけます。話し上手に話しかけさえすればこっちのもんです。 あとは向こうが何とかしてくれます。これで毎日楽しい雑談が出来る。

と、思ったあなた。ちょっと考えが甘すぎやしませんか。そんなことをしていたら話し上手な人に嫌われます。だって向こうも同じ気持ちです。 『話が上手な人とだけしゃべりたい』のは話が上手な人も一緒です。あなたが口下手ならきっと向こうはあなたを避けます。

要は、『あなたにも一つぐらいしゃべるメリットがあったほうがいい』かと思われます。そういう話です。一つぐらい用意しておきましょう。簡単なやつでいいです。 なぜなら話し上手の半分は優しさでできているから。話し上手は大体良いヤツです。簡単なメリット一つで十分大事にされます。

面白くないやつと同格だとムカつく

話が下手っていうのは単純に能力が劣っています。劣っているヤツと同格だとムカつくのは当然です。なのでまず一番おすすめしたいのは『子分になる』ことです。 相手が同じ年でも年下でも面白いやつがいたら下手に出る。これで相手はあなたとしゃべるメリットがあります。

どうぜ面白い人はあなたを子分扱いしません。だって子分扱いされると面白くないじゃないですか。『ウケてない』と思ったらすぐやめるのが面白い人です。 嫌なことを命令されたら嫌な顔をしながらハイハイ言っていればだんだん言われなくなります。おそらく子分になったところで辛い思いはしません。

例えば私が大学生のときに絵に描いたような面白くないヤツがいたんですよ。そいつがしゃべると静かになる。自分の冗談で自分だけ笑っている。 でもそいつに『ラーメン食べに行こう』と言うと絶対『いいよ』って言うんですよ。そして食べ終わった後に『お腹一杯で食べたから味がしなかった』と言います。お腹一杯なら断っても良かったのに。

なんでもイエスなんですよ。本屋もパチンコ屋も『今から行こう』と言ったら絶対行くんですよ。『一駅歩こう』と言っても絶対OKなんですよ。それだけでそいつは面白いやつです。 お昼ごはんも絶対誘うし、旅行に行くときも必ず誘います。旅行中にそいつがしゃべると相変わらず静かになりますが大事な仲間です。

そして同じく面白くなくて性格が逆に親分なヤツもいました。逆に『ラーメン食べに行こう』と誘う側で断っても諦めずに無理矢理連れて行くタイプです。 断ったのに車で家の前まで来て『もう迎えに来たから行こう』って感じのことをするヤツでした。そしてラーメン屋でそいつがしゃべると相変わらず静かになる。そしてこっちが誘うと平気で断る。

そいつはある日仲間の一人にボコボコにされていました。仲間の一人に実は高校でヤンキーだったヤツがいたみたいで。ついにキレてボコボコです。せっかく大学生になって丸くなったところだったのに。 私も突然の出来事にビックリです。だってヤンキー怖いです。明日から仲良く出来るか不安です。

ちなみに、面白くない二人は両方とも小さくて細くて見た目いじめられっこなんですよね。健康診断で握力が30ぐらいでした。成長途中の中学一年生並みです。

イエスマンのほうは元ヤンキーと同格の友達になりました。全然ヒドいことされてません。そもそも元ヤンキーなんて気づかなかったし。ちゃんと丸くなってます。 3年生ぐらいのある日にしゃべることがなくなって突然武勇伝をカミングアウトしてた。

そして大学デビューのほうはまたいじめられっこに逆戻りです。まぁいじめにはなってませんが。元ヤンキーはちゃんと丸くなってます。 一年生からずっと一緒にいたグループから抜けて友達がいなくなっただけです。

というエピソードもあるよ。だから劣っている人は下手に出なさいという話。

返事ぐらいはちゃんとする

さて。話が上手い人と仲良くなる、でもその際は下手に出なさい。なぜなら劣っているやつが同格だとムカつくから。というところまで理解できました。ですがそんなこと納得できるわけがない。 なんで同い年にヘコヘコせにゃならんのだ。俺にはプライドがあるのだ。

そんなあなたに朗報です。だったら話し上手になれば良いです。しゃべったあと周りを静かにさせないで盛り上げればいいです。簡単じゃないか。あとは努力するだけ。

という無責任なことを言って終われたらどれだけ楽か。じゃあもうちょっとだけ。とりあえず『返事ぐらいはちゃんとする』コレです。 好きな食べ物を聞かれて『えーと…特にないけど…』とウジウジしていると相手が話し上手でも辛いです。そんなときは『カツ丼』とすぐ言えばいいです。そしたらカツ丼の話が広がるので。

あとで変えればいい

だって正解なんてないし。好きな食べ物なんてコロコロ変わります。『やっぱコロッケのほうが好き』って思いついたら変えればいいです。それよりすぐ言うことが大事です。 話し上手にも限界があるのであまり困らせてはいけません。すぐ避けられるようになります。

最悪『わかんない』ってすぐ言ってもいいです。盛り上げる必要はありません。すぐバトンを返しましょう。バトンをすぐ返せばあとは話し上手がなんとかしてくれます。

おさらい

  • 普通に学校に行って就職していれば友達100人ぐらい出来ている。
  • フルハウスより上は奇跡。
  • お腹一杯なら断っても良かった。
  • やっぱコロッケのほうが好き。