余計なおせっかいと親切の違い - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

余計なおせっかいと親切の違い

余計なおせっかいと親切の違い

突然ですが『余計なお世話』と『親切』は違います。これは真理です。そして今回は、なんと、気になるその違いを説明しようと思います。 なぜそんな話をするのかと言うと、思いついたからです。思いついたことを人にどんどん言いたくなるタイプなので。

おいおい、これはいったいどういうことだ。突然何を言っているのでしょうか。だって『会話が上手くなる方法』で、『余計なおせっかいと親切の違いの説明』だってさ。 そんなの余計なお世話だし。そもそも知ってるし。自分のためか人のためかだろ。こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

自己満足が余計なお世話

基本的な考え方は『相手が望んでいないこと』が余計なお世話です。望んでないから余計です。 親切を言い訳にしてやりたいことをやっているだけです。自己満足で行動しています。理論は結構簡単です。ちょっと考えれば分かります。

なぜか余計なお世話をよくしてしまう人は頭が悪いです。まぁあんまよく考えてないだけです。教えたらすぐ出来ます。やろうと思えばね。 でもたぶん実際は理解してもやりません。なぜなら余計なお世話をする人はもともと性格が悪いから。

おばさん同士がランチのあとに『今日は私が払います』合戦をするじゃないですか。おごってもらうことをみんな本気で嫌がります。でもみんな自分が絶対払いたがる。 そこに親切は存在しません。全員わがままです。全員人が嫌がることをやりたがっています。略奪戦争です。全員性格が悪いです。

おごらせてあげる

私も人におごってもらうのは嫌いです。プライドがあるので。でも『おごる』と言う人がいたらおごらせてあげることにしています。 それで相手が喜んでる表情をするので満足です。簡単なヤツらです。

嬉しくないのでお礼も言いません。優越感をお金で売っただけです。対価は既に払っています。しかもあんまり売りたくないものを売ってあげました。私だって優越感が買いたかったのに。 この商談で親切なのは私のほうです。たまにはお礼を言って欲しい。

やって欲しいことをやるのが親切

さて、『相手が望んでいないこと』が余計なお世話ということが分かりました。明日から余計なお世話はもうしません。 そして気になる親切とは・・・ズバリ、余計なお世話の逆です。『相手が望んでいること』をすることです。理論は結構簡単です。ちょっと考えれば分かります。教えたらすぐ出来ます。やろうと思えばね。

ところがどっこい。その『相手が望んでいることをやる』というのが大変難しいです。なぜなら『他人が望んでいることなんて分かるわけない』から。 掃除を手伝って欲しい人もいれば、手伝って欲しくない人もいます。おごってもらうとプライドが傷つく人もいれば10円でも得すると喜ぶ人もいます。

ジュース一本おごってもらうのはプライドが傷つくけど、焼肉をおごってもらうと嬉しい人もいます。私なんかこのタイプです。というかこのタイプは多いと思います。 要はジュースぐらい躊躇なく買えるので買ってもらっても嬉しくないけど、焼肉を毎日気軽の食べにいくほどお金を持っていないからおごってもらうと嬉しいです。

なので相手が望んでいることを100%把握できれば天才です。さらに把握した後100%実行できれば神様です。だから余計なお世話がこの世に耐えません。なぜなら神様なんていないから。

神様はいる

スピノザが証明しています。神様は存在するらしいです。私はスピノザの本を読んでも理解出来ないので説明できませんが。 なんかね、証明している本を読もうとしたことはあるけど、証明の話よりその肉付けの文章がつまんなくて読むのやめた。知りたいところまでたどり着かなかった。翻訳した教授が不親切でした。

あと、どうせ神様いないし。『神様は自分の中にいる』とか言うんだよどうせ。そして結局『良い行いをしなさい』が結論なんだよ。哲学ってそのパターンばっかりだからね。

自分がやって欲しいことをする

さて、『親切は神様しか出来ない』ことが分かりました。『これから人に親切にして人に好かれる人間になろう』なんて思い上がりもはなはだしいです。『これから神様になろう』と同義です。まるで教祖です。

なので結局、余計なお世話は誰でもしてしまいます。一生やります。諦めましょう。人間は全員性格悪いです。まぁでも、努力すれば減ることはあるけど。じゃあやっぱやる価値あるじゃん。

どうしても親切がしたいなら『自分がやって欲しいことをする』が一番マシなんじゃないですかね。理由は2つ『同じことが嬉しい人と一緒にいると上手くいく』『仕返しが痛くない』です。

同じことが嬉しい人と一緒にいると上手くいく

自分がされて嬉しいことをしているはずなのになぜか余計なお世話になる人とは価値観が違いすぎます、おそらく一緒にいると一生めんどくさいです。さっさと縁を切るべき。 余計なお世話で怒らせて速攻で絶縁してしまいましょう。そうやって仲間を厳選していくのです。

仕返しが痛くない

『余計なお世話ばっかりするな。お前いい加減にしろ。同じことを仕返ししてやる。』そんな仕返しされても嬉しいだけです。なぜなら自分がされて嬉しいことをしているから。という作戦です。

まぁ、そんな上手くいかないけどね。多分ダメージがあるように多少シチュエーションを変えて仕返しされる。

おさらい

  • 余計なお世話をする人はもともと性格が悪い。
  • 優越感をお金で売っただけ。
  • ジュースぐらい躊躇なく買える。
  • 良い行いをしなさいが哲学のパターン。