普段から面白い人が面白いものを作る。 - コミュニケーション博士の話し上手になる方法

普段から面白い人が面白いものを作る。

普段から面白い人が面白いものを作る。

突然ですが言い切っちゃいます。これは真理です。普段から面白い人が面白いものを作ります。 例えば、会話が面白くない人が作ったゲームはつまんないもんばっかりです。面白いと思うものが周りとずれているから当然です。

おいおい。これはいったいどういうことだ。いきなり何を言っているのでしょうか。 だって仕事でお金がもらえるなら本気を出して面白いアイデアも出せるし。無償で人を楽しませる気がないから普段の会話は手を抜いているだけだし。

こちとら会話が上手くなりさえすればよかったのに。ついていけません。お門違いです。

本気を出せば出来るなんて信用出来ない

『面白い人が面白いものを作る。』という言葉はいろんな偉い人が言っている有名な言葉です。 主にエンターテイメントの業種の社長や専務が言います。ホームページの社長挨拶や経営理念にも書いてあったりします。

『普段面白くないヤツが仕事なら面白いアイデアを出せるなんて信用出来ない。』ということです。練習ではヘタなのに『試合ではホームランを打ちます。』と言われても起用する気になれないのと同じです。

この説が合っているかどうかは知りませんが理論は分かります。個人的には納得できます。この信念を持って行動することに得はあっても損はないです。

得はあっても損はない

『面白い人が面白いものを作るので普段から面白い人でいなさい。』と言うわけなので。 結局その理論がはずれていて面白いものが作れなくても、面白い人が出来上がればみんなに好かれて人気者でハッピーです。転んでもタダじゃ起きない行動です。

得はあっても損はない。何もしないよりは遥かにマシだ。この説を否定する意味がありません。こういう理論は大事です。

面白いものを作る必要が無い

さて。得はあっても損はない。そういう理論は大事です。というところまで理解できました。ですがそんなことはどうでもいいです。

だって面白いものを作る必要が特に無いからね。そんなの一部のクリエイティブな仕事をしている人たちにしか関係ありません。 ただの店員には関係ない。営業には関係ない。公務員には関係ない。

と、思った方もおられることでしょう。ところがどっこい。どっこいしょ。関係ないのは公務員だけです。サービス業全般に関係あります。 言い方を変えれば分かります。それは・・・ズバリ『社員を喜ばせられない人がお客を喜ばせられるわけがない。』コレです。

社員を喜ばせられない人がお客を喜ばせられるわけがない

これも似たような意味でいろんな偉い人が言っている黄金説です。これが合っているかどうかは知りませんが理論は分かりまし納得できます。 隣で仕事をしている人を笑顔に出来たらお客も笑顔に出来るってことです。

もっと言うと『社長が社員に嫌われている会社がお客に好かれるわけがない。』 『親友がいない社長の会社に信頼できる取引先や協力会社が出来るわけがない。』と派生していきます。

身近な人でサービスの練習をする

さて。社員を喜ばせられない人がお客を喜ばせられるわけがない。というところまで理解できました。なるほどね。 じゃあ俺は面接官に意地悪された会社には入社しないぜ。だって将来性が不安だからね。おそらくお客に嫌われている会社だ。

と、思った方もおられることでしょう。ですがそれは極端すぎます。そもそも100%合ってる理論じゃないので。どっちかというと理想です。かっこつけた若い実業家が言いそうな台詞です。 実社会では年寄りが金と権力を使ってもっと上手くやっています。それが資本主義です。

とりあえず『身近な人でサービスの練習をする。』ぐらいの感覚で良いんじゃないでしょうか。 『お客様にだけサービスをする。』って逆に難易度が高いですよ。もともとサービス精神自体がメチャクチャ難しいのに。

おさらい

  • 試合ではホームランを打ちます。
  • 関係ないのは公務員だけ。
  • 面接官に意地悪された会社には入社しない。
  • 社会では年寄りが金と権力を使って上手くやっている。